ITSの潮流 2016年版

<概要>
 ITSの開発・実用化は、情報通信や電子制御の先進技術を交通課題に適用することから始まった。その後、実用化が進展するにつれ、ITSを技術の応用分野としてではなく、交通課題の解決のための総合的な取組みの構成要素のひとつとして捉えるようになった。いわば、技術指向から目的指向へのアプローチの転換がはかられた。最近では、より大きな社会的課題に視野を広げ、その解決を図り、社会の発展、および、より豊かな暮らしを実現するために交通が果たす役割を支える手段としてITSの将来像を描くようになった。社会が抱える課題は、国や地域の事情によって多様であるが、ITSの視野の拡大は日本国内ばかりでなく欧米でも同様に進んでいる。

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