2026年度 第2回 ITS Japanコミュニティプラザ
海外における走行距離課金(MBUF/RUC)の動向とITS
EVの普及は一部で当初の期待を下回っているものの、世界的には着実に進展している。ノルウェーでは新車販売に占めるEV比率が95%を超え、デンマーク、スウェーデン、シンガポールなどでも50%を上回る水準に達している。中国も近く50%に達すると見込まれる一方、米国は政権方針の影響もあり10%以下にとどまっているが、それでも日本の約3%を上回っている。こうしたEV普及に加え、HVや内燃機関車の燃費向上も進む中、1919年に米国オレゴン州で導入されたガソリン税(燃料税)を基盤とする道路財源は、各国で構造的な減収課題に直面している。
その解決策として注目されているのが、走行距離に応じて道路利用者が負担するMBUF(Mileage Based User Fee)やRUC(Road User Charging)である。これらは単なるガソリン税の代替的な徴税手段にとどまらず、ITSと組み合わせることで、CO2排出削減などの環境対策、さらには道路交通の安全性向上や円滑化に資するインフラとしても活用できる可能性を有している。
ITS Japan国際グループでは、ベルギーで開催された専門家カンファレンス(2026年3月)および台湾で開催された第1回アジア太平洋RUCサミット(2026年4月)に参加し、海外における実施事例や検討状況を調査した。本ウェビナーでは、これらの調査結果をもとに、欧米およびアジア太平洋地域におけるMBUF/RUCの最新動向について報告する。
道路財源のあり方やITSの今後の役割について、海外の動向を踏まえて考える機会としてご活用いただければ幸いです。
■開催日/会場
2026年7月7日(火)15:30-17:00 Teamsウェビナー
■プログラム ⇒資料のダウンロードはこちら(会員限定ページ)
ご挨拶(山本専務理事)
- RUC/MBUFとは何か?概要(動画約7分)
- OECD/ITF(国際交通フォーラム)報告書(2025/12)の紹介
- 欧州の動向
①EU指令とドイツの対象大型車、
②アイスランド、③デンマーク、④ノルウェー - 米国の動向
①Build America 250 法案
②RUC推進団体(MBUFA、RUCアメリカ、IBTTA、ITSアメリカ)
③オレゴン州、カリフォルニア州、ハワイ州の例 - アジア太平洋州(AP)の動向
①シンガポール、②ニュージーランド、③台湾、
④アジア太平洋RUCアライアンス/ ITS世界会議2026カンヌンExecutiveセッション発表 - 日本におけるRUC/MBUF 議論の軌跡
- アンケート回答のお願い
説明者: ITS Japan 常務理事・国際グループ長 茨田 武彦
お問い合せ先
特定非営利活動法人 ITS Japan 国際グループ <intl@its-jp.org>
