ITSチャレンジ2014ワークショップ(2014年6月19日開催)

「ITSチャレンジ2014ワークショップ」開催結果
~オープンデータ・ビッグデータの利活用・普及の加速に向けて~

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ディスカッションの様子

 去る6月19日(木)、「ITSチャレンジ2014」第1回ワークショップを開催しました。このワークショップは、「オープンデータ・ビッグデータの活用」にフォーカスして、オープンデータ利活用に関する自治体やベンチャーの課題や対策を共有。さらに、今後の課題解決に向け、参加者・講演者を交えてディスカッションしました。

【日 時】 2014年6月19日(木)
   15:00~17:30ワークショップ
   17:30~19:00 名刺交換会

【テーマ】 オープンデータ・ビッグデータの利活用・普及の加速に向けて
【講演者】
   静岡県企画広報部情報統計局情報政策課 杉本直也氏
      「静岡県におけるオープンデータ活用・推進の取組み」
   株式会社jig.jp代表取締役社長 福野泰介氏
      「地域社会に貢献する自治体オープンデータの活用」
   バンプレコーダー株式会社代表取締役社長 八木浩一氏
      「道路交通社会に貢献するビッグデータの活用」

行政機関だけでなく、企業の公共的なデータもオープンに

 静岡県のオープンデータポータルサイト「ふじのくにオープンデータカタログ」の構築を担当されている杉本氏からは、「情報資産を積極的に活用する時代」「自治体の情報資産の活用力が問われている」といったプレゼンテーションがありました。

 民間として、オープンデータを盛り上げる活動を推進している㈱jig.jp福野氏からは、開かれた行政を実践する鯖江市の例を踏まえ、オープンデータ活用に向けては「共通のプラットフォームが必要」「アプリの作り手=人材育成の必要性」等についてのプレゼンテーションがありました。

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左から 八木氏 杉本氏 福野氏

 また、地震災害後の被災状況把握と平常時の道路維持管理に貢献する情報を収集・配信するバンプレコーダー㈱八木氏からは、『道路交通社会に貢献するビッグデータの活用』について、スマートフォンを用いたビッグデータ利活用事例(同社のサービス)の紹介とともに、「技術とアイデアで世界一を目指す競争が始まっている」といった最先端の状況や課題について説明がありました。

ITSチャレンジについて

 この数年間で、クラウドやモバイルデバイス等のオープンプラットフォームとビッグデータやオープンデータの活用が大きく進展してきました。ITS Japanは、これらの環境変化に対して、これまでITSとは関わりが薄かった小規模の事業者層の方々と関係を構築し、会員企業や自治体、学界との交流・協業によって、地域へのITSの拡がりと地域課題の解決や地域経済活性につながる新たなビジネスが生まれる事を期待して「ITSチャレンジ」と名付けた活動を2013年度から開始しました。