会長挨拶

outline_img_Chairman_sasaki.jpg 日頃より会員の皆様をはじめ多くの皆様のITS Japanの活動へのご支援・ご協力に対して心より感謝を申し上げます。

 ITSは、今まで積み上げてきた活動の蓄積を生かして、将来社会を見据えた新しい価値を生み出し、これを社会実装するフェーズに入っております。このため、ITS Japanの役割も「社会的課題の解決に向けた交通と街づくりのファシリテータ」として、これまで築いてきたつながりを活かしながら、産官学連携をリードして行くことであると認識しています。

 ITS Japanでは、2008年に取りまとめた「ITSビジョン2030」、及び2013年に取りまとめた「ITSによる未来創造の提言」をもとに、生活者実感でありたい社会の姿を具現化するために努力してまいりました。2011年度からスタートした第2期中期計画を終え、今年度から新たに第3期中期計画のフェーズに入ります。
 第2期中期計画の大きなアウトプットのひとつは、ITS世界会議東京2013において、今後の社会システムの鍵となるテーマとして「自動運転」、「ビッグデータ/オープンデータ」を提示したことです。これらのテーマは、世界的な共通認識の形成につながり、その後の世界会議でも重点取り組み領域として継続的に取り上げられております。
 日本においても内閣府による戦略的イノベーション創造プログラムにおいて自動走行システムプロジェクト(SIP-adus)がスタートしました。

 第3期中期計画では、新しい価値を提供する交通サービスの実現のために、技術手段の構築や現場での実装を個々の分野で個別に進めるのではなく、全体像を描きながら総合的、戦略的に「交通と街づくり」を進めていくことをITS Japanの役割ととらえています。
具体的には、社会実装の現場の課題を整理し、各々の現場のために供される価値を明確にします。この価値を支えるサービス創出にITSが貢献し、このために必要な基盤的取組みを行います。そして各サービス実現に必要な技術、要件について検討してまいります。
 現場から出発して、ITSにより新しい価値を生み出し「交通と街づくり」の視点から社会実装に貢献することが、今後のITSに期待されていることと考えております。

 ITS Japanは、ITS技術の進化を通して、これからも次世代社会を構築すべく関係者の皆さまとともに努力して行く所存です。今後とも皆様方のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

ITS Japan 会長
佐々木 眞一