ITS Japanの委員会で規格化を提案してきた、協調ITSが利用する高精度地図に関する国際規格が発行されました

本年2月に国際規格ISO 14296(協調ITSにおける地図データベース仕様の拡張)が発行され、3月30日に経済産業省よりプレスリリースされました。
経済産業省プレスリリース
http://www.meti.go.jp/press/2015/03/20160330001/20160330001.html

協調型 ITS のサービスを提供するためには、静的な地図データ上に動的な情報を高精度に重ね合わせることが必要であり、その仕組みとしてローカルダイナミックマップ(LDM)の利用が検討されており、本規格はローカルダイナミックマップの静的情報に関する国際標準化の位置づけとなります。ITS Japanでは、次世代デジタル道路情報委員会(2007年度~2010年度)、道路情報基盤活用委員会(2011年度~2014年度)において協調ITSが利用する高精度地図の検討を進めてきました。本規格は、その検討成果をもとに、ISO/TC204/WG3にて、欧米の標準化機関であるCEN、ETSI、SAE等とも連携し規格化がすすめられ、日本発の国際規格となりました。

今後、自動運転車が普及するためには、さらなる高度な地図情報(ダイナミックマップ)が必要であり、その規格化も重要となってきます。ITS Japanとしても、引き続きダイナミックマップの実現に向けた支援を行っていきたいと考えています。

次世代デジタル道路情報委員会:
https://www.its-jp.org/katsudou2014/tabid_905/
道路情報基盤活用委員会:
https://www.its-jp.org/katsudou2014/tabid_40/

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