第18回ITS世界会議オーランド2011

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2011年10月「第18回ITS世界会議オーランド2011」が開催されました。
概要を以下の通りご案内します。

                Final Programはこちら

 

開催概要

【会期】 2011年10月16日(日)~20日(木)
【会場】 Orlando Orange County Convention Center
【会議テーマ】 “Keeping the economy moving” 「経済を躍動させるITS」
【公式Webサイト】 http://www.itsworldcongress.org/
【参加国/地域】 59 ヶ 国/地域
【参加者】 6,510 名(日本 749 名)
【出展数】 210 団体・企業 (日本 15団体)
【セッション数】 242 セッション
【論文数】 692 編 (採用された論文数)
【特徴】
・ ITS America年次総会と同時開催
・ 展示会場:32,000平米超
・ ITSショーケースデモ:”Connected Vehicle”, 渋滞課金、走行距離課金など

開会式

日時:10月16日17:00-18:30 (レセプション 16:00-17:00)
ジャズピアノの演奏、ダンス、コーラスによるオープニングエンターテインメントを挿みながら、現地テレビ局のニュースアンカーを務めるLauren Rowe女史の司会により進行されました。

オープニングエンターテインメントと司会のLauren Rowe

登壇者:
  • 世界会議組織委員長 Patrick McGowan
  • ゼネラルモータース本社副社長Alan Taub(スポンサー講演)
  • Telvent 社CEO Ignacio González-Domínguez
  •米国運輸省RITA(研究・革新技術局)局長代理 Greg Winfree
  • フロリダ州知事 リック スコット
  • AP代表:日本経済産業省大臣官房審議官 黒田篤郎
  • 欧州代表:欧州委員会 DG INFSO(情報社会・メディア 総局)副局長  Zoran Stančič


R.Scott
フロリダ州知事


G.Winfree
RITA局長代理


Z.Stančič
EC DG INFSO副局長


黒田 篤郎
経済産業省大臣官房審議官

A.Taub
GM本社副社長

P.McGowan
世界会議組織委員長

I.G.Domínguez
Telvent社CEO

アッバス モハデス
ITS America会長

“Hall of Fame”

ITSへの永年の功績をたたえるため、2010年釜山ITS世界会議で創設された功労者表彰が開会式の中で行われた。米欧APの3極より、1名づつが受賞し受賞者のスピーチが行われた。スウェーデンのSundström女史はビデオでメッセージ’、韓国のYoung氏はソウル大学のChon教授(釜山大会での世界会議理事会議長)がメッセージを代読された。
プレゼンター:
・ITSアメリカ会長 アッバスモハデス
受賞者:
  ・米国: William Spreitzer(USA)  元General Motors Corporation(写真左)
  ・欧州: Monica Sundström(スウェーデン)  Swedish Transport  Administration(写真中)
  ・アジア・太平洋: Keung-Whan Young(韓国) Korea Institute of Transportation Systems (写真右)
       

*開会式に先立ち内外の交通行政関係者によるラウンドテーブルが一般公開で開催され約150人の観衆を集めた。
Transportation and the Economy-Views from International Political Leaders 
(Ministerial Round Tableから名称が変更されました)
日時:10月16日14:00-16:00
主催:オーランドITS世界会議組織委員会
進行役:フロリダ州運輸Ananth Prasad長官

参加者:
  ・米国:米国運輸省RITA(研究・革新技術局)の局長代理Greg Winfree 他1名
  ・スウェーデン:企業エネルギー省インフラ担当大臣Catharina Elmsäter-Svärd 他1名
  ・アルゼンチン:道路行政部 部長 Eng.Fernabdo Abrate 他1名
  ・中国: 運輸交通省副大臣 Weng Mengyong
  ・オーストリア: 交通省 副局長 Ingolf Schadler
  ・ドイツ: 交通・建設・都市開発省 局長 Veit Steinle

セッションプログラム

プレナリーセッション (2コマ)
政策立案者、企業のトップレベルの登壇者を中心に、政策的、戦略的なハイレベルの論議として、10月17日(月)と19日(木)の2回設けられました。

Monday Plenary: 10月17日 9:30-11:00
「National ITS Strategies: Spurring Economic Growth through High-Tech Transportation Solutions –(仮) ITS国家戦略」
モデレータ: フロリダ州運輸長官 Ananth Prasad
登壇者:
 米国:連邦議会議員John Mica
 AP: 中国ITS China会長Zhongze Wu
 欧州:欧州委員会DG MOVE(モビリティー・運輸総局)局長 フォーティス・カラミトソス
              スウェーデン企業エネルギー省インフラ担当大臣Catharina Elmsäter-Svärd

Wednesday Plenary:10月19日 10:30-12:00
「Ingredients for Innovation to Keep the Economy Moving –
経済を躍動させるITS技術革新」
冒頭でLaHood運輸長官による講演に引き続き。欧米APの3極から民間・学界からの代表的なITS関係者が登壇しました。
モデレータ:AAA(全米自動車協会) President兼CEO Robert Darbelnet
登壇者:
 米国:運輸省長官Ray LaHood
            Alcatel-Lucent社 マーケティング広報部長 Allison Cerra
  AP: ITS Japan会長 渡邉浩之
   欧州: Siemens ITS 部門CEO ハウケ・ヨルゲンセン

  

エグゼクティブセッション (ES) (15コマ)
官・民・学の有識者がITSの効果、問題、課題などを取り上げ、政策や戦略が議論されました。
セッションタイトルと日本からの登壇者、モデレーターは以下の通りです:
  ・ES01 “ITS and Sustainable Transport”
  ・ES02 “Next Generation Vehicles and Mobility Environments”
     井上 悟志 経済産業省製造産業局 自動車課 電池・次世代技術室長・ITS推進室長
     須田 義大 東京大学 教授 (モデレータ)
  ・ES03 “Cooperative Mobility Services and the Internet”
  ・ES04 ”ITS and Private Finance”
  ・ES05 “ITS for Electromobility” 
      福島 正夫 (野辺 継男プログラム・ダイレクター代行)
         日産自動車株式会社 IT&ITS企画部エキスパートリーダー 
  ・ES06 “ITS and Economic Growth”
  ・ES07 “Smart/Mega Cities”
      天野 肇 ITS Japan 専務理事 (モデレータ)
  ・ES08 “Equity and Social Responsibility”
  ・ES09 “Trilateral ITS Cooperation”
      奥村 康博 国土交通省道路局 道路交通管理課ITS推進室長
  ・ES10 “ITS: Why Governments Need to Work Together”
      谷口 宏樹 (田沼 知行室長代行)    総務省総合通信基盤局電波部
                            移動通信課新世代移動通信システム推進室課長補佐
  ・ES11  “Multimodal Mobility”
  ・ES12 “Global Safety”
      板崎 龍介  国土交通省自動車局 技術政策課国際業務室長
      櫛田 和光 本田技研工業株式会社 経営企画部 (モデレータ)
  ・ES13 “The Ownership of ITS Data”
  ・ES14 “ITS Policy Development”
      中島 睦晴 (北林 大昌参事官代行) 内閣官房IT担当室 内閣参事官
  ・ES15 “Vision of Traffic Management”
      福田 守雄 警察庁長官官房 参事官
      矢野 厚 住友電気工業株式会社常務取締役 (モデレータ)

スペシャルセッション (SS)
各地域の専門家が研究、実用化段階のITSに関する個別のテーマについて深く掘り下げ、最新の技術や施策の議論を行いました。日本の組織・団体が企画したセッションは以下の通りです:
  ・SS02 “Deployment of Vehicle-Infrastructure Cooperation Systems” (警察庁)
  ・SS04 “Next-generation Internet ITS” integrated with “Smartphone World” (インターネットITS協議会)
  ・SS18 “ITS for Tourism and Parking” (東京大学)
  ・SS21 “Energy ITS” (経済産業省)
  ・SS24 “To Realize a Safe Society” (ITS Japan国際G)
  ・SS32 “Stakeholder views and examples on Co-operative safety systems with focus on rural roads” (日産自動車)
  ・SS35 “Drastic reduction of traffic accidents by “image-recording type” drive recorders” (UK Consultant)
  ・SS37 “Pedestrian Detection in Various Manners” (東芝)
  ・SS40 “Management of ITS facilities based on priorities” (高知工科大学)
  ・SS52 “Solution for accident And traffic jam in Highway” (ITS Japan国際委員会)
  ・SS60 “International Governmental Cooperation for Deployment of ITS Cooperative System”  (国土交通省道路局)
  ・SS65 “Massive Earthquake: Rescue and Relief Operation with ITS 
  - Lessons learned from the Great East Japan Earthquake –“ (ITS Japan)”
  ・SS68 “The Latest trends about collection of traffic information” (ITS Japan普及促進G)
  ・SS74 “Solution of Transportation Problems in Asia-Pacific Megacities” (ITS Japan国際G)

テクニカル/サイエンティフィックセッション(Technical/Scientific Session:TS) 137コマ
インタラクティブセッション(Interactive Session:IS) 11コマ
論文(ペーパー)セッションは、応募論文の分野ごとに、あらかじめ専門家の査読を経た上で3つの形式でセッションが編成されました。サイエンティフィックペーパーセッションとテクニカルペーパーセッションは、研究開発、実用事例、政策等の幅広いトピックについての一般論文発表であり、サイエンティフィックペーパーは、学術性の高い論文で、事後に学会誌への掲載候補として推薦されました。今回の論文の採用数は、692論文(アジア・太平洋:217、米国:283、欧州:192)でした。

その他、世界会議に付随して以下のセッションが行われました(一部):
  ・IBECセッション:(ITS導入の効果評価を検証) 
  ・Pan-American & Middle East ITSセッション
  ・ITS America年次総会: Forumショーケース・安全および高齢化プレナリ・USDOTプレナリ

展示会

会場時間:
10月17日  11:30-18:30
10月18日  10:00-17:30
10月19日  10:00-17:00
10月20日  10:00-15:30

展示オープニングセレモニー  10月17日 (月) 11:30-11:45
展示会場の開会リボンカットセレモニーが、欧・米・APの3極の代表により行われました。APからは天野肇ITS Japan専務理事、渡邉浩之 東京ITS世界会議組織委員長が参列しました。セレモニー後、VIPを対象とした展示会場ツアーが行われました。

日本館リボンカットセレモニー  10月17日(月)11:45-
出展のお礼と成功を祈念し、出展された企業、団体の代表の方に参加いただき、来賓(ITS推進議員連盟 山本会長)およびITS Japan 坂内副会長よりスピーチを戴いた後、リボンカットが行われました。


リボンカットに参加いただいた方:
  東京都 青少年・治安対策本担当部長    伊東みどり
  新交通管理システム(UTMS)協会理事長   玉造敏夫
  ITS推進議員連盟 会長・衆議院議員    山本有二
  ITS Japan 名誉会長               豊田章一郎
  ITS Japan 副会長               坂内正夫
  国土交通省
道路局道路交通管理課 ITS推進室室長 奥村康博
  (株)東芝 顧問                    森安俊紀

出展参加:
日本から出展した企業・団体  11企業10ブース ( )内は小間数
三菱重工(3)、トヨタ(20)、デンソー(15)、アイシン+アイシンAW(10)、富士通(6)、本田技研(9)、パナソニック(6)、NEC(6)、Forum8(4)、東芝(6)
日本館に出展した企業・団体(15企業・団体): VICS、UTMS、ITS Japan、IHI、ベリサーブ、東京都、住友電工、三菱電機、道路グループ(国交省、HIDO、高速道路5社)

期間中、展示会場では学生や緊急対応要員を招待したセミナーが行われ、ITS Japanブースにおいても「国交省セミナー」や「2013年東京世界会議レセプション」が開催された。


日本館ブース

国交省セミナー     10月17日(月)16:30-17:30
2013年東京世界会議レセプション  10月17日(月)17:30-18:30

Technology Showcases

4分野・25種類のショーケースが用意された。展示会場の横の駐車場スペース、会場周辺の公道およびDisney Worldスピードウェイを使って行われました。
分野ごとの参加企業、団体は以下の通りです:

安全Village:      [Toyota, GM, DENSO/Econolite, NYSDOT, Siemens, Raytheon, ]
モビリティ Village:  [Sensys Networks, GEWI, Iteris, Alcatel-Lucent, Lynx]
道路課金Village:  [Battelle, Transcore, Kapsch, ACS]
環境Village:      [Ricardo, Imperial College-London, SwRI, Telvent]

またCrash Avoidance Metrics Partnership (CAMP)-自動車メーカーを中心に構成されたコンソーシアムとの共同によるユーザー許容性を検証するデモがDisney Worldスピードウェイで開催されました。

テクニカルツアー

以下の8つのツアーが催行されました。
• Orlando Area Transportation Management & Emergency Operation Centers
• UCF Institute for Simulation and Training Lab
• Behind the Scenes at Disney World
• Orlando Amway Center Tour
• Tampa Bay Area ITS Facilities
• I-4 Weigh Station & VACIS Imaging Inspection Center
• Post Congress Southeast Florida ITS Tour
• Post Congress Kennedy Space Center Tour

閉会式

まずITS世界会議の組織委員長Patrick McGowanから関係者に謝辞が送られ、フォード社会長Bill Ford氏によるキーノートスピーチが行われました。

さらに、国際プログラム (IPC) 委員長John PeracchioからBest Paper Award受賞論文6編(3極で2編づつ)が紹介・
表彰されました。日本からは富士通研究所・中野泰彦氏のTechnical論文が選出され、他に展示会場内のスランプラリー
抽選者への賞品授与も行われました。

引き続いて来年以降のITS世界会議の紹介が行われ、ウィーン2012、デトロイト2014の他、東京ITS世界会議2013からは、東京都の伊東みどり担当部長が主催者代表としてスピーチで参加を呼びかけ、プロモーションビデオが紹介されました。

最後はシンボルの地球儀を2012年のウィーンITS世界会議主催者の交通省Ingolf Schadler副局長に送る“パッシング・ザ・グローブセレモニー“で締めくくられ、アジアからはITS Japan坂内副会長、東京都伊東担当部長が参加されました。

登壇者:
• 世界会議組織委員長 パトリック マクガワン
• キーノートスピーチ:フォード社会長 ビル フォード
• 優秀論文賞授与式 国際プログラム委員長 ジョン ペラッキオ
• 2012年ウィーン世界会議紹介:組織委員長レインハルト フィーゲル
• 2013年東京世界会議紹介:東京都 青少年・治安対策本部 伊東みどり 担当部長
• 2014年デトロイト世界会議: ジェームス バルバレッソ
• パッシングザグローブセレモニー
“ウィーン世界会議への招待“スピーチ オーストリア運輸省 インゴルフ シャドラー


          パッシングザグローブセレモニー

皆様のご協力誠にありがとうございました。