DSRC等応用サービス普及促進委員会

活動の経緯と成果

(社)電波産業会、(財)道路新産業開発機構、及び(財)日本自動車研究所が共同事務局となって運営していた「DSRC(注1)普及促進検討会」(注2)と、インターネットITS協議会(IIC)での活動成果の普及促進、並びにITS関連の通信メディアの横断的な議論等を行なうため、2006年10月にITS Japan内にプロジェクト型委員会として「DSRC等応用サービス普及促進委員会」を立ち上げ、(社)電波産業会、(財)道路新産業開発機構、(財)日本自動車研究所、インターネットITS協議会の4団体の協力のもと、ITS Japanでこの委員会を運営してきました。

本委員会活動において、路側インフラの設置(2010年度末で1600機設置)、車載器の販売開始、ITSスポットの基本サービスの定義と官民連携でのサービス開始キックオフ、主要地域での広報イベントなど、一連の普及促進活動ができました。本委員会での役割として初期の目標を達成したため、委員会活動は2010年度で終了といたします。ITSスポットサービスの普及促進活動は、2011年度からは引き続き新しい委員会活動『インフラ協調システム委員会(ICSC)』の中で展開していきます。

普及のための活動

委員会では、ロードマップと普及促進の2つのワーキンググループにより、スマートウェイ、ETC多目的サービスの普及活動を行ってきました。

ロードマップWG

スマートウェイサービスの本格運用に関する提言活動

スマートウェイサービスの本格運用に関する提言活動
2009年度からの本格運用を目指したスマートウェイサービスに関して、国土交通省、高速道路会社等への、スマートウェイによるDSRCサービスをインフラ協調システムの第一歩と位置づけ、官民連携の下、安全・安心、環境、快適・利便等の国民生活の向上や経済活性化を目的に、サービスの本格運用を2009年度より開始し、路側インフラの実用配備を3ヵ年計画で完了していただくことを提言しました。

国土交通省では2009年度補正予算において、高速道路を中心に路側機 約1,600基の配備が決定され、2010年度には配備計画が具体化しました。そして、2011年3月までに段階的に全国にITSスポット(約1600機)が整備され、ITSスポットサービスが始まりました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、一部の地域では未だサービス開始が延期されていますが、既に2009年度から対応カーナビやITS車載器の販売も開始されており、このインフラ整備によりITSサービスの3つの基本サービスを利用できる環境が整ってきました。

ITS 車載器の普及促進活動
  1. ITS車載器の普及予測
    新車販売台数、ETC販売台数など一般的なデータに、路側インフラの整備環境、車載器価格や購入行動などの情報を加味し、客観的な仮説を設定した前提条件のもとで、ITS車載器の普及台数を5年累積1,000万台と予測しています。
  2. ITS車載器の普及方策検討
    ITS車載器の普及方策の第一弾として、2009年10月には東京モーターショーでITS車載器(車載器メーカー等8社・団体)を出展し、一般ユーザーにITS車載器をPRするとともに、ユーザーの意見などを収集しました。また、ITS Japanが貢献できる普及方策アイディアを、広報活動、デモなどの実証実験・モニター調査などの支援、関係事業者への教育・PR、関係機関への提言活動の4つの切り口で纏め、具体化の原案を作成しました。
    2010年度は、それまでに纏めてきた原案に基づき、全国に設置される『ITSスポット』の整備時期に合わせて、対応カーナビやITS車載器に関係する事業会社や販売会社の責任者、マスコミの方々などをターゲットとし、一般ユーザーに先駆けていわゆる川上活動として『ITSスポットサービス』を理解していただくことに努めました。