第13回ITSシンポジウム2015 プログラム

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基調講演

ITSのこれから~今後の社会経済情勢や国土・地域・都市形成を見据えて
   森地 茂 政策研究大学院大学 政策研究センター所長

ITSが登場して20年の間に,社会,都市や産業の状況も大きく変化してきた.国土・地域・都市のあり方に対して,ITS技術にどのような貢献が期待され,その為に研究者や実務家に何が求められるかを論じる.

企画セッション 

セッション1-1  「自動車の自動運転とそのサービス展開の可能性について」

自動運転自動車の開発が世界各国で行われている.また日本においてもいくつかの地域で市街地を含む走行実験が行われ,またそのサービス展開を 目指した会社が設立されるなど大きな注目を集めている.このような自動運転自動車は安全,快適性の向上のみならず,将来のライフスタイルをも変えうる様々な可能性が秘められる.そこで本セッションでは,多方面の専門家をパネリストとして招き,自動車の自動運転に関するサービス展開の可能性について議論する.

モデレータ
菅沼 直樹       金沢大学 新学術創成研究機構 未来社会創造コア
                    自動運転ユニット ユニットリーダー / 准教授

パネリスト
中島 宏          株式会社ディー・エヌ・エー 執行役員 オートモーティブ事業部長
                    ロボットタクシー株式会社 代表取締役社長
中山 幸二       明治大学 法科大学院 教授
岩貞 るみこ    モータージャーナリスト/ノンフィクション作家
                    内閣府 SIP自動走行システム推進委員会 委員

セッション2-1 「若手研究者から見たITS研究開発の魅力と課題,そしてこれから」

本セッションは,若手研究者がどのような交通社会を目指してITS技術の研究開発を行っているかにスポットライトを当てる.ITS分野はその器の大きさで,様々な若手を生み出している.日本が長い将来にわたりITS技術で高い競争力を築くために,多様化する若手研究者に自由に発言させ,分野全体で育成してその力を結集させる場を作る挑戦的な試みを行う.若手はもちろん,ベテランITS関係者も奮ってご参加ください.

モデレータ
清水 哲夫          首都大学東京 都市環境科学研究科 観光科学域 教授

パネリスト
小木津 武樹       東京理科大学 理工学部機械工学科 助教
吉野 加容子       株式会社脳の学校 脳環境研究部門 主任研究員
日下部 貴彦       東京工業大学大学院 理工学研究科土木工学専攻 助教

セッション2-2 「オリンピック・パラリンピックを契機としたモビリティ改革とITSへの期待」

オリンピック・パラリンピックは都市における交通のあり方を改革する契機であり,ITSはその先の未来を実現するため,様々な課題に対する解決策を提供することが期待される.また,全国各地への応用も視野に東京モデルを描く場でもある.これらについて主にニーズ側の視点から議論を行い,今後本格化するオリンピック・パラリンピックへ向けた動向の指針を見定める視点を共有したい.

モデレータ
羽藤 英二          東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻 教授

パネリスト
秋山 哲男          中央大学研究開発機構 教授
桐谷 佳惠          千葉大学 情報コミュニケーション教育研究領域
                       コミュニケーションデザイン教育研究分野 准教授
森口 将之          株式会社モビリシティ 代表取締役

対話セッション (ポスターによる対話型セッション)

91編の論文が発表されました。詳細はこちらをご覧ください。

●ベストポスター賞
内容の新規性や社会的有用性、ポスターのわかりやすさ、簡潔で明快な説明力や質疑における回答力を審査の対象として、モデレータによる選考を行いました。受賞されたのは以下の8名の方々 (〇印)です。

1-1A-03 電気自動車への走行中ワイヤレス給電における
センサレス送電ON/OFF 切り替えシステムの提案
〇小林大太, 居村岳広, 堀洋一(東京大学)

課題認識が明確で、ロジックが明瞭である。
ポスター、発表、Q&Aもわかりやすく、的確であった。ビデオを使った説明も良い。

1-1B-10

 協調型自動運転のためのLDM グローバルコンセプト実証実験
〇佐藤健哉, 橋本雅文( 同志社大学), 菅沼直樹(金沢大学), 加藤真平, 芝直之, 花井將臣,
高田広章(名古屋大学), 天沼正行, 沓名守道, 大石淳也(インクリメントP)

世界初のシステムを提案している。標準化/規格化を考慮しており、社会的有用性が高い。質問の意図をくみ取り、適切な回答をしている。

1-2A-05

 レーンレベルの位置参照方式具体化へ向けて
〇中條覚, 柴崎亮介(東京大学)

日本ならではの問題点への解決も含めて新しい位置参照方式を提案し、日本から国際標準に向けて活動されている点を高く評価し、受賞の理由とした。

1-2B-09

ITS プローブデータを活用した都市間高速道路における速度低下要因に関する分析
〇増本裕幸, 宇野伸宏, 山﨑浩気(京都大学), 山本浩司(中日本高速道路),
高橋秀喜(中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋), 馬渕一三(中日本高速道路)

ETC2.0を用いたプローブデータにより詳細な空間的速度分析を行い、新しい知見を明らかにしている。ポスターもわかりやすく、発表、質疑の応答も明快である。

2-1A-03

 多様なデータ融合による災害時のモビリティ支援に向けた
災害リスク情報生成に関する研究
〇丹治和博(日本気象協会), 川崎洋輔, 原祐輔, 桑原雅夫(東北大学),
古市信道, 須藤哲寛(日本気象協会),
浦山利博, 松永義徳, 池田晃三(アジア航測), 永井慎一(本田技研工業)

プローブデータと気象データ、ソーシャルメディアデータを融合させ、災害リスク情報を生成させる研究であり、新規性・社会的有用性が高い。説明が簡潔で、明快、かつ質問への回答も適切であり、論文の内容への理解が深まった。

2-1B-12  安全運転支援サービスの評価方法と継続的評価
〇松本章宏(長大), 牧野浩志(国土交通省国土技術政策総合研究所),
佐々木浩一, 高橋真人, 内海泰輔(長大)

本発表は、都市高速道路の急カーブにおいて、路車間通信を活用した安全運転支援サービスの評価を行ったものである。プローブデータに基づく定量的な分析に加え、提供された情報がドライバーの認知判断、操作のどの段階に作用しているかについても明らかにしており、社会的に有用な知見が得られている。また、発表内容がポスターでわかりやすく表現されており、ベストポスター賞にふさわしいと判断した。

2-2A-10 予測軌跡の方向変化を考慮した歩行者挙動モデル
〇井料(浅野)美帆(東京大学), 藤原龍, 井料隆雅(神戸大学), 長島愛(東京都)

本論文は歩行者シミュレーションの再現性を高めるため歩行者の回避戦略を3次元の時空間ネットワーク上の最短経路として表現し、確率的に選択する手法を提案している。本方法は高密度下での再現性を高めることから今後の大規模イベント等の予測に活用できる点等が評価できる。発表もポイントをおさえており、回答も的確であった。

2-2B-04

 プローブデータを用いた高速道路を対象とした異常事象時の旅行時間推定
〇関塚貴一, 三谷卓摩(東北大学), 益田卓朗, 永井慎一(本田技研工業),
桑原雅夫(東北大学)

本研究ではプローブカーデータのみを用いて事故等の異常事象を検出することで、旅行時間の予測を行う手法を提案している。実際に首都高での事象を解析することで効果を確認しており、信頼性が高い。説明、質疑応答もしっかりしており、将来の発表が期待できる。

 バンケット

12月3日(木)のプログラム後に開催いたしました。

会場: ルヴェ ソン ヴェール南大沢
          首都大学東京国際交流会館内